イタリアの田舎生活

普通の大学生のいろんな国での体験を綴っていきます

エリトリア人の男の子の夢は??

 

今日はエリトリア人の18歳の男の子と話したけど、彼は夢を簡単にあきらめてた。

 

なんでだろう。

 

好きでもない仕事をやりたくないけど生きるためにはしょうがないんだ。

 

彼はもともとエリトリア人だけど、生まれも育ちもスーダンで難民として暮らしてきた。

 

スーダンではLawyerになるための勉強をしていて、ここイタリアに来てからはイタリア語の勉強を毎日1時間半しているだけだ。一時間半だけでは全然足りないって彼は言ってたけど。

 

パスポートが取れ次第ドイツに家族と引っ越すらしい。

ここでの生活よりましだかららしい。

仕事もあるし、勉強もさせてくれると期待している。

 

将来の夢を聞いたところ、弁護士と答えるのか思ったが、仕事があれば、働くことができればなんでもいいらしい。

 

Lawyerの勉強が好きってLawyerになりたいって言ってたのに、仕事があって、家族と一緒に暮らせれば何でもいいらしい。

 

夢を夢のままで終わらせてしまうんだなって思ってすごく悲しくなった。

 

でもきっと、ドイツについて難民に与えられる仕事が大変なものだと、難民の中には文句を言う人が出てきて、不満がたまっていろいろ問題が起こるんだろうな。

 

私たち日本人がどれだけ恵まれた環境にいてやりたい、なりたいって思ったことに対してどれだけそのことが叶う確率が高いかがわかった気がする。

 

 

他にも16歳のシリアの子にも話を聞いてみた。